中学生の定期試験2週間前の勉強法
中学生の定期試験2週間前の勉強法
期末試験まで2週間程度となりました。
この時期の勉強時間はどのくらいとったらいいでしょう?
試験前なのでしっかり時間を取る方がいいですが、時間よりどれだけ濃い内容を効率よくやれたかが大事です。
試験までに終わらせるものは、「学校の教科書」「学校で配られたプリント」「学校準拠のワーク」「塾のワーク」の試験範囲です。
その範囲の内容を、全部分かるまで勉強するのが定期試験対策勉強です。
一通り解き直しておしまいにしがちですが、短時間でざっと覚えてものは、すぐに忘れてしまいます。
だから一夜漬けは、絶対にやってはいけない行為です。
定期試験の攻略法その1
学校や塾のワークは、3~5回繰り返してください。
同じものを見ていると覚えた気になるので、試験の範囲をコピーしておくといいでしょう。
その際に、既に書き込んだワークを見ながら、答えを隠しておいて(オレンジ色のペンで書いて、赤シートを使っても良いです)コピーに書き込みます。
間違えたものにはチェックをして、また解いていきます。
これを繰り返して、全部が○になるまで解きます。 これにより、分かる問題と分からない問題を分けることができるので、3~5回繰り返すとはいっても解く時間はドンドン短くなるので、実際には効率よく学習できます。
定期試験の攻略法その2
暗記物の勉強法について、お話しします。
暗記物は専用のノートを1冊作ってください。
科目毎に作る必要はありません。
1冊に英語・漢字・社会などいろいろ詰め込んで大丈夫です。
暗記ノートは
・問題を書く
豊臣秀吉が亡くなったあと、1600年に( )が起こり、東軍の( )が西軍の石田三成に勝利した。( )は1603年に征夷大将軍に任命され、( )を開いた。
・回答を埋める
豊臣秀吉が亡くなったあと、1600年に(関ヶ原の戦い)が起こり、東軍の(徳川家康)が西軍の石田三成に勝利した。
(徳川家康)は1603年に征夷大将軍に任命され、(江戸幕府)を開いた。
・オレンジ色のペンで書いて、赤シートを使って繰り返し覚える
英語の暗記の使う場合は、単語の暗記だけに使うのは効率が悪いので、教科書の英文をすべて書き写し、その下に日本文を書きます。
日本語訳を覚えたいときは英文を、英文を覚えたいときは日本語訳を隠して覚えます。
英語の勉強法については、また別に書きたいと思います。
定期試験の攻略法その3
1日の勉強内容についてのセットメニューを作ることが大事です。
塾では生徒毎に期末試験の学習計画表を作ってもらいますが、
○月○日 勉強時間○時間 学習内容 理科のワークをする・単語を覚える
という書き方が多く、
実行性が薄いので、もっと詳しく計画を立てるように指示すると、
理科p20~p30と書き換えてくるようなことが起きます。
しかし、学習のセットメニューを作るとはそういうことではなく、
例えば、何かスポーツをするとして、いきなり準備運動もせずに試合形式の練習にはならないように
学習にも段取りがあります。
定期試験で良い結果を出したいなら、しっかりと段取りを組んだ準備と対策が必要です。
次回はそのことについてお話ししたいと思います。
定期試験の攻略法について、ご相談などありましたらお気軽にご相談ください。
開成館アカデミーでは、教科ごとに勉強の仕方を指導して、家庭学習が効率的にできるようにしています。さらに細かい学習アドバイスと徹底演習で、単なる知識の獲得だけではなく、実践的に問題が考察できる力を養っていきます。