子どもの語彙力は、親の一言で伸びる

〜勉強より効く、日常の声かけ習慣〜
はじめに
「うちの子、もっと言葉で説明できたらいいのに…」
「語彙力って本を読めば伸びるんでしょ?」
そんなふうに思っている方、多いのではないでしょうか。
実は、子どもの語彙力を伸ばす一番の近道は、
“親の声かけ” だったりします。
今回は、小学生の親だからこそ知っておきたい
「語彙力と声かけ」の関係についてお話します。
語彙力=学力の土台
語彙力がある子は…
・読解力が高い
・作文や表現がうまい
・考える力がある
・相手にわかりやすく伝えられる
逆に語彙が少ないと、
「考えているのに言葉にできない」
「説明がざっくり・曖昧」
こんな悩みに直結します。
語彙力は「親のひと言」で育つ理由
実は、子どもの語彙は
・聞いたことがある言葉
・使ったことがある言葉
で増えていきます。
つまり、親が普段どんな言葉を使っているかが超重要。
例えば、
・「すごいね!」→「工夫したんだね!」
・「がんばったね」→「粘り強く取り組んだね」
・「きれいだね」→「鮮やかで目を引くね」
ちょっと意識するだけで、
子どもの頭に残る言葉が変わります。
こんな声かけ、今日からやってみて
① 子どもの言葉を広げて返す
子:「楽しかった!」
親:「どんなところが特に楽しかったの?」
子:「すごかった!」
親:「どんなふうにすごかったの?」
→説明する力アップ!
② いろんな表現で話す
「早くしなさい」だけでなく
「急がないと時間がなくなっちゃうよ」
「てきぱき動くとカッコイイね」
など、バリエーションを増やす。
→自然と表現が豊かに!
③ 大人の語彙をちょい足し
「それ、独特だね」
「繊細に作られてるね」
「工夫が凝らされてる!」
→聞いた言葉は、いずれ使える言葉に。
おわりに
子どもの語彙力は「親の語彙力のシャワー」で育ちます。
難しい言葉を教え込む必要はありません。
ただ、“ちょっと意識する”だけで、未来の学力や表現力が変わります。
今日からぜひ、おうちでの声かけを楽しんでみてくださいね。


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