【中3理科】化学反応式の頻出10パターンを優先的に攻略!

結論:出る問題は決まっている!

化学反応式を「全部覚えなきゃ!」と焦っていませんか?
実は入試で問われる化学反応式は、ほんの一部に限られています。

全国の公立高校入試を分析すると、頻出パターンはわずか10種類


この10パターンを2週間で集中的に学べば、入試問題の8割以上に対応できるのです。

この記事では、過去5年分の入試データをもとに、最短で得点力を上げるための学習戦略を解説します。

入試で出る化学反応式は「ほぼ10パターン」

全国47都道府県の入試問題を5年間分分析したところ、
出題される化学反応式は次のように集中していました。

反応式・テーマ出題率(都道府県ベース)分野
水の電気分解(2H₂O → 2H₂ + O₂)約78%分解
炭酸水素ナトリウムの熱分解約65%分解
酸化銅の炭素による還元反応約58%還元
酸化銀の熱分解約42%分解
マグネシウムの燃焼約38%酸化・燃焼
銅の酸化約35%酸化
有機物(メタン・エタノールなど)の燃焼約33%酸化・燃焼
塩酸+水酸化ナトリウムの中和約28%中和
鉄と硫黄の化合約25%化合
光合成・呼吸(CO₂とO₂の関係)約20%酸化還元

つまり、「分解」「酸化・燃焼」「還元」「中和」を中心に覚えれば、
入試問題の大部分をカバーできます。

優先的に覚えるべき4ジャンル

【1】分解反応:まずはここから

  • 水の電気分解(2H₂O → 2H₂ + O₂)
  • 炭酸水素ナトリウムの熱分解
  • 酸化銀の熱分解

💡エネルギー(電気・熱)によって物質が分かれる反応。
入試では「発生する気体」「実験器具」まで問われやすいです。

【2】酸化・燃焼反応:定番中の定番

  • マグネシウムの燃焼(2Mg + O₂ → 2MgO)
  • 銅の酸化(2Cu + O₂ → 2CuO)
  • 有機物の燃焼(CH₄ + 2O₂ → CO₂ + 2H₂O)

💡「光・熱を出す」「酸素と結びつく」など特徴を押さえましょう。
燃焼=酸化反応の代表例です。

【3】還元反応:実験問題の定番

  • 酸化銅+炭素 → 銅+二酸化炭素
    (2CuO + C → 2Cu + CO₂)

💡「酸素を奪う反応」が還元です。
入試では、銅が赤くなる観察を答えさせる問題が頻出。

【4】中和反応:イオン式で差がつく

  • 塩酸+水酸化ナトリウム → 塩化ナトリウム+水
    (HCl + NaOH → NaCl + H₂O)

💡実験+計算で問われる分野。
「pHの変化」や「発熱」もセットで理解しておきましょう。

📅 2週間でマスター!効率的な学習スケジュール

期間学習内容目標
1〜3日目分解反応(3種)気体の発生・化学式を暗記
4〜7日目酸化・燃焼(3種)酸素の関わりと生成物を理解
8〜10日目還元反応実験の手順と観察結果を覚える
11〜14日目中和反応+総まとめイオン式と中和計算を練習

1日2パターンずつ書いて覚えれば、
2週間で「入試頻出10パターン」が完成します!

重要ポイントまとめ

  • 入試に出る化学反応式は約10パターンに集約されている
  • 「分解」「酸化・燃焼」「還元」「中和」を優先的に攻略
  • 10パターン×2週間学習で入試問題の8割以上をカバーできる!

次の一歩:今日からできるアクション

  1. ノートに「頻出10パターンリスト」を書き出す
  2. 1日2パターンずつ“書いて・声に出して”覚える
  3. 覚えた式は実際の入試問題で確認!

まとめ

「全部覚えよう」ではなく、「出るものから覚える」。
この切り替えが、入試で安定して点を取るための最短ルートです。

開成館アカデミーでは、教科ごとに勉強の仕方を指導して、家庭学習が効率的にできるようにしています。さらに細かい学習アドバイスと徹底演習で、単なる知識の獲得だけではなく、実践的に問題が考察できる力を養っていきます。