考え方を育む「プログラミング教育」
考え方を育む「プログラミング教育」
学ぶのは“技術”だけでなく“考え方”
経産省によるとIT分野の需要拡大で、2030年には約79万人のIT人材が不足するといいます。
このような背景があることで、小学校で必須化されたプログラミング教育の趣旨は、学んだ人がすべてIT技術者を目指すというものではなく、プログラミング思考を学ぶことにあります。
プログラミングを学ぶわけではありません。
例えば、ロボットを作りたいと思っても、すぐに完成品を作るのは無理です。
しかし、ロボットを作るにはどうすればいいかを細かく分析して考えていくことで、最初の一歩である考える力を持つことでできます。
その思想がプログラミング思考です。
小さなステップを積み重ね、挑戦するための考え方は、日々の生活にも向けた考え方です。
日常生活にもプログラミング思考
実は、私たちの身の回りにもプログラミング思考が生きています。
例えば、ご飯の三角食べや片付けなど、バランス良くまたは、効率よく順番を決めて工夫をしていくことがプログラミング思考であり、それは日常の生活の中にあります。
日々の問題や立ち向かわなければならない大きな悩み事も、細かく分析して一つずつ考えて、解決する順番を決め工夫していくことで、子どもが前向きに問題を捉えられるようになります。
問題を細分化して、やる気をアップする
子どもが面倒くさくてやりたがらないことも、少しずつ分解していくと、実は「簡単なことの組み合わせ」と気づき、「やってみよう」という気持ちになるかもしれません。
このように細かく分けて考えていくと人間は少しずつやる気が出てくるものです。
このように「選択肢にして取り組む力」をプログラミング的に育むことは、将来の大きな課題や困難に決着したときにも役に立ちます。
日常生活や学校生活の中で、子どもたちに前向きな考え方と問題解決の力を身に付けてもらうためにも、プログラミング教育は大切な役割を果たしているのです。
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