新学期直前!算数が嫌いになる「小4の壁」を乗り越えよう!

新学期直前!算数が嫌いになる「小4壁」を乗り越えよう!

「小4の壁」とはなんでしょう?

小3までの学習とは違って抽象的な思考が始まる小4の算数は、試行錯誤し、思考力を深めながら解く問題が増えてきます。

どう違うかというと、4年生からはおよその数(がい数)で大まかに数を出し、ケタ数の多い割り算で数の見当をつけたりする面倒くさい問題が出てきます。

問題を読みどのように解くかの見当をつけて、全体をざっくりとイメージする問題が出てくることで、抽象的な思考が育っていないと理解することができず、一気に算数が嫌いになってしまいます。

特に躓きやすいのが、2桁以上の割り算、小数の計算、がい数の問題です。

春休みの学習はこれを中心にやっておこう!

その基本になるのが、かけ算です。

春休みはかけ算を中心に計算問題を復習しておきましょう。

かけ算の勉強法について九九さえ覚えれば良いと考えるのは危険です。

なぜなら、その後の文章題が解けなくなるからです。

かけ算の基本

かけ算は

「一つあたりの量×一つあたりの数=全体の(量・数)」で考えます。

そのため、足し算の力がしっかりしていることが大事です。

例えば、2×3は2個のものが3組あることを表します。

計算は2+2+2です。

これがわからないと「かける数」と「かけられる数」がわからなくなってしまいます。

筆算でも大丈夫!

この法則がわかると、筆算も暗算でできてしまいます。

例えば、13×23は

10が20個と3が20個 260個です。

それに10が3個と3が3個 39個ありますので、

合計で299個です。

筆算で計算するにしても、足し算が正確にできないと計算ミスをしてしまいます。

因数分解・展開をスムーズに理解するために

中学生になり数学の勉強が始まると、数字以外に文字がでてくるので、算数で苦手意識を持ってしまうと挽回するのが困難になります。

特に中3の単元である因数分解は、それまでなんとかついて行っていた生徒も悩ますことになります。

例えば(x + 2)(x + 3)を展開すると

(x + 2 )と(x + 3)のかけ算なので

x かける x = 2

x かける 2 = 2x

なので 2 +2x

3 かける x = 3x

2 かける 3 = 6

なので 3x + 6

2 +2x + 3x + 6

計算すると

2 +5x + 6

因数分解は、足して真ん中、掛けて後ろ で計算し( )( )の式に戻してください。

このように、足し算・かけ算は学年が上がっても大切なことがわかります。

春休みにしっかり計算の勉強を頑張りましょう!!

開成館アカデミーでは、教科ごとに勉強の仕方を指導して、家庭学習が効率的にできるようにしています。さらに細かい学習アドバイスと徹底演習で、単なる知識の獲得だけではなく、実践的に問題が考察できる力を養っていきます。