【8月末までに完成!】2学期に差がつく、小学校低学年の「復習ノート」の作り方

1.夏休みは「復習ノート」で学習習慣をつけよう
長期休みは、子どもにとって計画を立てて自ら学ぶ良い機会です。
特に夏休みは、1学期に習ったことをじっくり復習し、苦手な部分を克服する絶好のチャンスです。この時期をどう過ごすかが、2学期の学習を大きく左右するといっても過言ではありません。
ただ、毎日遊びたい子どもに「勉強しなさい!」と言うだけでは、なかなかやる気は出ませんよね。
そこでおすすめなのが、1学期の学習内容を自分だけの参考書にする「復習ノート」です。
このノート作りを通して、子どもたちは楽しみながら計画的に学習する習慣を身につけられます。また、2学期が始まってからも、つまずいた時にすぐに見直せる強力なツールとなります。
夏休みは、新しい知識を詰め込むよりも、これまでの学習内容を整理し、知識を定着させる時間にあてましょう。
2. 学力アップにつながる復習ノートの作り方
復習ノートは、ただ綺麗に書くだけでは意味がありません。
後から見返したときに、自分にとって分かりやすいノートであることが重要です。
ここでは、効率よく学力アップにつながるノート作りのポイントを、その理由とともに解説します。
【復習ノートのルール】
- 日付とページ番号を書く
- いつ、何を復習したかが明確になり、計画を立てやすくなります。
例えば、「8月10日、算数の時計の勉強」と書いておけば、夏休みが終わった後でも、いつどこを復習したか一目で分かります。
- いつ、何を復習したかが明確になり、計画を立てやすくなります。
- 空白をあける
- ノートには十分な余白を残しましょう。
後から間違えた問題を書き直したり、新しく気づいたことをメモしたりするスペースになります。
また、お父さんやお母さんが「ここ、がんばったね!」とコメントを書き込む場所にもなります。
- ノートには十分な余白を残しましょう。
- 色分けは3色まで
- たくさんの色を使うと、本当に重要なポイントがわからなくなってしまいます。
強調したい箇所は赤や青など、3色以内でシンプルにまとめましょう。
そうすることで、本当に大切な情報が脳に残りやすくなります。
- たくさんの色を使うと、本当に重要なポイントがわからなくなってしまいます。
- 間違えた答えを消さない
- 間違った部分をそのまま残しておくと、なぜ間違えたのか、どうすれば正しい答えになるのかを振り返ることができます。
自分の思考のクセや苦手なポイントが可視化され、同じミスを繰り返さないための大切なステップになります。
- 間違った部分をそのまま残しておくと、なぜ間違えたのか、どうすれば正しい答えになるのかを振り返ることができます。
- 新しい学習内容は次のページから
- ページの途中でも、単元が変わったら新しいページを使いましょう。
内容が整理され、見直しがしやすくなります。教科書をめくるように、スッキリとまとまったノートは、子どもにとって見るのが楽しくなります。
- ページの途中でも、単元が変わったら新しいページを使いましょう。
復習ノートは、完璧を目指す必要はありません。
一番大切なのは、子ども自身が「このノートなら、また見たい」と思えるような、使いやすいノートにすることです。
3. 低学年におすすめの文房具と使い方
子どもが楽しく復習に取り組むためには、使いやすい文房具をそろえることも大切です。学年に合ったものを選ぶことで、学習効率もぐんと上がります。
おすすめのノート
- 国語
十字リーダー入りマスノートがおすすめです。
マス目の中心が分かるので、ひらがなや漢字のバランスを整えやすくなります。
文字をきれいに書くことは、国語の学習意欲を高めることにもつながります。 - 算数
こちらも十字リーダー入りのノートや方眼ノートが使いやすいでしょう。
図形やグラフの練習もしやすくなります。
マス目があることで、計算の位をそろえやすくなり、計算ミスを減らす効果も期待できます。 - 社会・理科
3年生以上になったら、方眼ノートや横罫線のみのノートが適しています。
絵や図を自由に書き込むことができるため、理解が深まります。
調べたことをイラストでまとめたり、実験の様子をスケッチしたりするのに最適です。
その他の文房具
- 鉛筆(Bまたは2B)
筆圧がまだ安定しない低学年には、柔らかい芯の鉛筆がおすすめです。
濃くはっきりとした字が書けるため、書いた文字が見やすく、勉強への抵抗感を減らせます。 - 下敷き
ノートの下に敷くことで、紙が平らになり、より書きやすくなります。
きれいに書けることが、子どもの自信にもつながります。 - 消しゴム
消しくずがまとまるタイプのものが便利です。
散らからないので、机の上がいつもきれいに保て、集中力を途切れさせません。
これらの文房具を準備して、夏休みの復習ノート作りを始めてみましょう。
復習ノートが完成すれば、2学期はきっとスムーズなスタートを迎えられるはずです。

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