2023高校入試直前 冬休みの学習で間に合う入試に出る理科の化学式
2022年度は 進出内容が出題
私立高校の入試までわずか1か月です。
2022年度の入試には、理科の新出内容である「イオンのなりやすさ」と「ダニエル電地」の2項目をいずれか、またはどちらも出題した県は19県に上りました。
中3の学習範囲であり出題初年度であったため基本的な問題でしたが、今後は対照実験などに発展させた問題が出題される可能性があるので、受験する県以外の過去問を解いておく必要があるでしょう。
2020年から2022年度に全国の高校入試で出題された化学反応式
化学式反応式においても、新しい内容が出題されていますので、冬休みの間に復習をしておきましょう。
これだけは覚えてしまおう!必須化学反応式
水素の酸素の化合
2H₂ + O₂ → 2H₂O
鉄と硫黄の化合
Fe + S → FeS
銅の酸化
2Cu + O₂ → 2CuO
マグネシウムの燃焼
2Mg + O₂ → 2MgO
エタノールの燃焼
C₂H₆O + 3O₂ → 2CO₂ + 3H₂O
マグネシウムと二酸化炭素の反応
2Mg + CO₂ → 2MgO + C
炭素による酸化銅の還元
2CuO + C → 2Cu + CO₂
水素による酸化銅の還元
CuO +H₂ → Cu + H₂O
炭酸水素ナトリウムの分解
2NaHCO₃ → NaCO₃ + CO₂ + H₂O
炭酸カルシウムと塩酸の反応
CaCO₃ +2HCl → CaCl₂ +H₂O + CO₂
塩酸と水酸化ナトリウムの反応(中和)
HCl + NaOH → NaCl + H₂O
硫酸と水酸化バリウムの反応(中和)
H₂SO₄ +Ba(OH)₂ → BaSO₄ + 2H₂O
硫酸と塩化バリウムの反応(中和)
H₂SO₄ + BaCl₂ → BaSO₄ + 2HCl
酸化銀の分解
2Ag₂O → 4Ag + O₂
炭酸水素ナトリウムの分解
2NaHCO₃ → Na₂CO₃ + CO₂ + H₂O
水の電気分解
2H₂O → 2H₂ + O₂
塩化銅水溶液の電気分解
CuCl₂ → Cu + Cl₂
塩化水素の電気分解
2HCl → H₂ + Cl₂
塩化水素の電離
HCl → H⁺ + Cl⁻
塩化ナトリウムの電離
NaCl → Na⁺ + Cl⁻
水酸化ナトリウムの電離
NaOH → Na⁺ + OH⁻
塩化銅の電離
CuCl₂ → Cu²⁺ + 2Cl⁻
水素イオンと水酸化物イオンの反応
H⁺ + OH⁻ → H₂O
塩化バリウムができる反応
Ba²⁺ + 2Cl⁻ → BaCl₂
銅線の周りに銀色の結晶が現れた時の反応
2Ag⁺ + Cu → 2Ag + Cu²⁺
亜鉛原子の変化の様子
Zn → Zn²⁺ + 2e⁻
マグネシウム板でおこる化学式
Mg → Mg²⁺ 2e⁻
銅板でおこる化学変化
Cu²⁺ + 2e⁻ → Cu
特に注目すべきはこの進出内容3つ!
亜鉛原子の変化の様子
Zn → Zn²⁺ + 2e⁻
2020年・2021年出題0県 2022年出題6県
マグネシウム板でおこる化学式
Mg → Mg²⁺ 2e⁻
2020年・2021年出題0県 2022年出題1県
銅板でおこる化学変化
Cu²⁺ + 2e⁻ → Cu
2020年・2021年出題0県 2022年出題4県
理科の出題の特徴
理科の入試では文章題が増加しています。
入試では知識を問う問題でなく「実験や観察を通じて何がわかるか」「学習した知識をどのように活用するのか」が問われます。
「計算問題」だけでなく「記述式の問題」や「会話形式の問題」、「進出内容」を全国の過去問を解くことで力をつけましょう。
開成館アカデミーでは、教科ごとに勉強の仕方を指導して、家庭学習が効率的にできるようにしています。さらに細かい学習アドバイスと徹底演習で、単なる知識の獲得だけではなく、実践的に問題が考察できる力を養っていきます。